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MT(マニュアルトランスミッション)
ギヤを手動で変えるマニュアル式
マニュアルトランスミッションとは、ドライバーが走行速度に適したギヤを選択して手動でチェンジする変速システムです。オートマチックより操作が増え、ギヤを選択する度にシフトレバーを操作することと、クラッチベダルを足で踏み込む作業があります。
マニュアルトランスミッションは、しばしば、4、5段あるいは6段の前進ギアを備えていますが、 ほぼすべての場合で後進ギアは一段となっています。多くのタイプの自動車にマニュアルトランスミッションが設置されていますが、マニュアルは比較的安くて効率的なので、小型の低価格車は主にマニュアルを採用している場合が多いようです。また、それらの多くはオプションとしてオートマチック装備を選ぶこともできます。
スポーツカーやオフロード車、トラックのように、エンジンの性能が効率よく発揮される必要がある車にマニュアルトランスミッションが採用されます。特に大型のトラックでは、効率性、そしてなによりも重量貨物を運搬する際の厳しい応力に耐えることができるという理由でマニュアルトランスミッションが採用されています。

マニュアルにはオートマチックには無いクラッチがありますが、クラッチペダルが完全に踏み込まれているとき、トルクがエンジンからトランスミッションまで、さらに駆動輪へ伝達されなくなります。この状態でギアを選択したり車を止めることができます。クラッチペダルが完全に放されたとき、クラッチは完全に接続し、そしてエンジンのトルクが伝達されます。クラッチはエンジンとトランスミッションの間でトルクの伝達を調整するために摩擦力を使うため、毎日の使用で磨耗します。非常に良質のクラッチが、熟練した運転手によって使われる場合、何十万キロメートルも走ることができますが、半クラッチを多く使ったり、未熟な運転者および乱暴な運転は、修理あるいは取り換え頻度の増加の原因になります。

●MTのメリット
①ATと比べて駆動ロスがないために燃費が良い。
②走行中、車本体やエンジンの挙動を把握しやすい。
③構造が簡素なので修理費が安い。自分で出来る部分も多い。
④バッテリーが上がった時に、押しがけや引きがけでエンジンを始動できる。
⑤緊急時にギアを入れたままセルモーターを回すことによって短距離であれば移動が
 出来る。

●MTのデメリット
シフトレバー操作の際にクラッチ操作も伴うため、特に渋滞時やごく低速の移動、車庫
入れ時、坂道発進、シフトダウン操作には多少の習熟を要する。このようなことからオ
ートマチックの方がマニュアルより楽だと感じる人は多い。
関連ページ→MT車の乗り方




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