トルクコンバータ式オートマチックトランスミッションは、遊星歯車(プラネタリ・ギ
ア)とトルクコンバータを組み合わせ、これを油圧等で制御し自動的に変速段の切り替
えを行う仕組みです。現在ではコンピュータ制御によりアクセルの踏み加減や車両速度
など様々な要素を勘案して、変速のタイミングがきめ細やかに設定されています。また
、前進の変速段数は4段が主流ですが、最近は5段が普及しはじめています。変速段数は
多いほど変速ショックが少なく、また変速比の細かな制御が出来るため燃費の向上が期
待できます。しかし反面、部品点数増加による重量及び製造コストが増えるというデメ
リットがあります。 |